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【Mt.Radio】自分なりの登頂ルールについて – Part.1

登頂ルール

鉄道趣味に”完乗(かんぜんじょうしゃ)“という言葉があることを知りました。全ての路線を乗車・搭乗することを意味し、個々で設定する決め事・ルールがあるらしい。例えば、JR中央線を乗り潰すとなった時、「始点から終点まで乗車してクリア」、「主要駅に降り立ってクリア」、「全ての駅のホームに降りてクリア」、「全ての駅の改札を出るとクリア」など、人によってバラバラにルールが存在するようです。

完乗についての話を知って、”登頂“という行為にルールを作ったら、登山を更に楽しめるのではないかと考えました。

登頂:”山の頂上にのぼること”

登頂の意味はご存知の通り、山頂のただ一点に辿り着いたことを指します。山頂にある看板や碑、三角点がその一点です。自分が本当にその山を登ったと言う意味で、自分の登頂ルールを設定してみました。

自分が決めた登頂ルールについて

1.山頂からの展望があり、遠くの山が見渡せること
2.花のシーズンまたは紅葉最盛期であること
3.冬以外の春夏秋であること

この3つ条件を満たすことで、自分の登頂が果たされます。3つの条件を満たさない場合、再度、登らなければならない筆頭候補の山になります。

それでは、一つづ解説します。

1.山頂からの展望があり、遠くの山が見渡せること

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登山者であるならば、誰しもが経験済みのことです。念入りに準備して、何時間もかかる距離を移動し、何時間もかけて登って、お金をかけたにも関わらずです。山頂が霧やガスに覆われて、展望がゼロという悲劇を…。

山頂の天気予報というのは存在しないので、こればかりは自然現象。仕方のないことです。特に泊数をかけたアルプスの縦走中や、飛行機の予約を伴う何か月も前から計画される遠征では、天気が悪い方に傾いたとしても避けようがありません。自分の場合、北海道の羅臼岳の山頂で見事にガスガスでした。知床半島という最果ての場所だけに、再訪がなかなか困難でどうすれば良いんですかね。

晴れてい入るけれど、周りの山が見えないみたいなこともたまにあります。霞が濃すぎて、遠くの山が見えるどころか隣の山くらいしか見えないということがあります。そして、微妙なラインが高曇りの天気。パッとしない時もあれば、雲量によっては雰囲気が良かったりします。これは自分の心のレフェリー判断によります。

2.花のシーズンまたは紅葉最盛期であること

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花のシーズンというのは山の魅力度が当社比250%でグンと上がります。
例えば、伊豆の天城山はアマギシャクナゲが有名であったり、岩手県の早池峰山ではハヤチネウスユキソウという固有種が咲きます。九州の九重山や霧島山は、ミヤマキリシマというツツジが山肌を染めます。しかし、”花の命は短し”という言葉がある通り、花のシーズンは2週間から3週間の僅かな期間です。ミヤマキリシマは6月の梅雨真っ只中に咲くので、天候との兼ね合いは厳しいものです。花のシーズン+好天というのは、極めて低い確率になります。
紅葉の時期の山はどこに登っても、ミシュラン二つ星以上の満足度が得られます。
紅葉シーズン中の10月から11月は乾季に入り、よく晴れるので花のシーズンより天気の難易度は低いです。それだけに、紅葉シーズンは混雑します。登山者で混みあうのはもちろん、そこに観光客もプラスして出現します。紅葉の名峰である栃木県の那須岳や福島県の安達太良山などは登山口までに渋滞が発生します。

3.冬以外の春夏秋であること

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冬の山は春~秋のスリーシーズンとは完全に別物と考えています。
自分の場合、赤城山は通算3回登っていますが、全部、冬に登っているので、登頂していないことになっています。鳥取の伯耆大山は遠征して冬に登り満足感がありましたが、やっぱり夏に登りたい。

基準はあいまいですが、花も紅葉も有名でない低山なんかは冬に登ってもOKというルールだったりします。

自分らしい旅への登頂ルールの可能性

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この3つの条件を満たすのは極めて難しい。

花と紅葉のシーズンは当たり年や外れ年があります。花の最盛期×当たり年×晴れの日は一生記憶に残る風景と思い出を約束してくれます。数百回登山をしてきて、まだ数回しか出会ってないです。北極圏に行ってオーロラを見れる確率より低いんじゃないでしょうか。自分が体験したミヤマキリシマの当たり年の九重山、10年に一度の紅葉の涸沢は、「ああ、人生で二度も見れないんだろうな」と哀しい気持ちになるくらいです。

その他にも、細かく設定しているものがあります。

  • 麓の名湯に入らなければならない
  • ご当地グルメを食べなければならな
  • 食事はなるべくご当地食材を使う
  • 公共交通機関を組み合わせるルート設定を使う
  • 登山バッジを集める、小屋スタンプを集める

絶対条件じゃないにしろ細かいルールを設定してたりしてます。

ただ、自分で設定したこの条件を満たせなかったとしても、仲間と登った楽しい思い出は揺らぎません。残念だった思いで、後々は笑い話です。さすがに一人だと後悔の気持ちが強いですが。

周りを見回しても自分なりのルールを持っている人がいます。例えば、マイカーは使わず公共交通機関のみで登頂をする人、必ず息子などを連れて行き一緒に山頂を踏む人など。

自分だけにしかできない登山の旅をより深めるため、自分なりの登頂ルールを考えてみてはいかがでしょうか。

Mt.Radio
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