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【長野】霧ヶ峰 登山 ~ ニッコウキスゲ咲く緑の丘と青い空、空が近い週末ハイキングの旅

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2014年7月26日

長野県の霧ヶ峰(きりがみね)に行ってきました。標高は最高峰の車山で1925mです。

八ヶ岳中信高原国定公園に属していますが、美ヶ原と同様に一つの山として独立しています。ビーナスラインという観光道路が整備されているため、登山口の標高は高く、登山をしない人でも楽しめる山です。

初夏は高山植物の代名詞であるニッコウキスゲの群生を見ることができます。

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前回来た時は蓼科山からの流れで霧ヶ峰に登り、印象に残らなかった山でした。

よくよく調べると梅雨のレンゲツツジの群生、そしてニッコウキスゲの群生など魅力あふれる山だということに後々気付きました。

今回は霧ヶ峰だけ目的として、尚且つ霧ヶ峰が最も旬なニッコウキスゲの咲く時期を旅してきました。

霧ヶ峰登山

ニッコウキスゲの咲く霧ヶ峰ハイキング

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今回はブログを読んで連絡を頂いたお二人「つぼちんさん」と「まいさん」(写真左から)を招き、鍋割山を登ったまさこさん(写真右)を引き連れての登山です。

見ての通り霧ヶ峰を歩くのに相応しい格好の山ガールの皆様で、自分は完全に黒子に徹する形で引き立て役というわけです。

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都内を早朝に出発しましたが、しょっぱなから関越自動車道の渋滞に巻き込まれ、登山口に到着したのは11時を回りました。

この日は猛暑日で下界の気温は35℃くらいあり、高原の霧ヶ峰とはいえとても暑かった。

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前回までの登山の流れを語ると4日前まで3泊4日の行程で北海道を旅していました。

旅の最後の最後、空港で風邪を発症し、平日はふらふらな状態で過ごしていました。体調が若干回復してきたかなという頃の登山だったので、結果的に霧ヶ峰のゆるいハイキングは、この日この時において最適な場所でした。

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草原の中に木がポツンと点在する風景は北海道の景色を髣髴とさせます。

ちょうど5本なので霧ヶ峰の「嵐の木」として売りだせばいいのではないか。北海道には嵐が出演したJALのCMで使用された、嵐の木と名付けられた場所があり、嵐ファンの聖地として人気があるようです。

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当初は八島湿原を起点とした周回ルートを歩こうと思っていたのですが、時間が押していたことと駐車場が既に満車だったということもあり、射場山ビジターセンターという中途半端な場所からスタートしました。

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日焼けで止めをこれでもかというくらいに塗りたくってのスタート。最高峰の車山を目指します。

開始早々に汗をかくほどの猛暑でした。

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歩きやすく整備された道は登山靴でなくても、スニーカーで歩くことができます。

ちゃんとした登山靴で登っている方が少ないかもしれません。

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霧ヶ峰は日本のグライダー発祥の地ということで、この日もグライダーが旋回飛行していました。

気持ちよさそう。

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道端に咲く花を鑑賞しながらゆっくりと歩きます。

傾斜は緩やかで、登り応えは皆無。そもそも登山に登りごたえなどアスリート志向なものは求めてませんが。

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車山肩に近づくに連れてニッコウキスゲが登場しました。

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夏の青空に輝かしいコントラストを放つ黄色いニッコウキスゲは、夏山に咲く花の象徴的存在といっても過言ではないでしょう。

地元栃木の「ニッコウ(日光)」を冠しているのも良い点だ。

「ゼンテイカ(禅庭花)」という呼び名のほうが学術的には正しいのかな?

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霧ヶ峰はニッコウキスゲの群生地で有名です。

ニッコウキスゲの群落として一般的に有名なのは、福島県の雄国沼、栃木県日光霧降高原、尾瀬沼などがあります。

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霧ヶ峰の群生地は登山との距離が空いているので、鑑賞には少し難あり。

増加した鹿による食害で、どんどん新芽が食べられ、個数が減っているらしいです。

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ちょっと遠いけど、緑の草原の中にニッコウキスゲが咲き乱れています。

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車山肩のレストハウスにて高原牧場牛乳のソフトクリームを食べました。炎天下で食べるソフトクリームは格別です。

その味、100点満点である。

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霧ヶ峰より更に信州側に美ヶ原が見えます。

【長野】美ヶ原 登山 ~ 木枯らしが吹き抜ける高原、牛も人もいない牧場の旅
2013年11月2日 長野県の美ヶ原(うつくしがはら)に行ってきました。最高峰は王ヶ頭で2034mあります。 長野県のほぼ中央に位置しており、夏の高原リゾートとして多くの観光客が訪れる場所です。山頂は台地上の草原になっていて、牛の放牧場になっています。 何事においてもそうですが1から10を目指すのはステップを踏んでいけば、いずれ到達できるものです。しかし、0を1にするのは非常に難解でありながら、とても簡単なものです。 「登山を経験したこ...

美ヶ原もまた牧場に牛がいる期間中に訪れたいです。

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車山肩からすぐに「ころぼっくる小屋」があります。

富良野にありそうなたたずまいのカフェです。ころぼっくるはアイヌ語で小人のこと。

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店内では手作りのおみやげが販売されていました。小洒落てますね。

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ひび割れ具合がいい感じのランプ。インテリアに欲しい。

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さて、ここから車山山頂への登山が開始されます。

車山肩の標高が1800m、山頂が1925mなので、標高差僅か125mとお手軽中のお手軽登山。

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牧場の中に開かれたような登山道は開放感抜群です。

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ハイシーズンのビーナスラインは、ひっきり無しに車とバイクが走っています。

ドライブコースとして有名な道路なので、憧れて遠くから来る人も多いのだとか。

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遮るものが風景は、空がとても近くに感じる道でした。

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雲がゆっくりと西から東に流れ、草原に出来る影が油彩画のような風景。

撮影している人間が、風邪のせいで鼻水を垂らしながらというのが、残念な裏話であります。

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あざみの蜜を吸う蝶々。

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この日は風速が結構あったのですが、気温が高いせいで爽やかな冷たい風は皆無でした。

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「風立ちぬ」っぽい。

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ゆっくり登ると車山の山頂が見えてきました。

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「シモツケソウ」

シモツケとは下野のことで栃木県の旧国名です。栃木に関係ある花なのか?

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車山山頂の気象レーダーは、正方形の黒い施設の上に白い球体という、自然とまるで同化する気のない人工感剥き出しの建造物です。

しかしながら、山頂の開放的な風景にマッチしているのは、これを一種のアートと捉えているのか。

ハイキング客で賑わう霧ヶ峰の山頂「車山」

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山頂の看板は、その登りやすさから観光客に加えて修学旅行の女子中学生でいっぱいでした。

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本来の山頂標識は目立つ看板の裏手のこちらだと思われます。

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車山山頂の奥に見えるのは八ヶ岳連峰の北の端っこにある蓼科山(たてしなやま)です。眼下に見えるのは白樺湖(しらかばこ)です。

蓼科山はヤンチャな頃に登り、山頂で一級品の景色を見た直後にガスってしまったのでじっくり楽しみたい山です。

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さらに奥に見えるのは八ヶ岳の中枢部。主峰赤岳は標高2899mで、日本を代表する山の一つです。

あいにく山頂付近が雲に覆われている模様。

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山頂の岩場で食事休憩。

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背中合わせの写真を撮ったら様になるんじゃないでしょうか?

という自分の謎の注文にちゃんと乗ってくれる二人。

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風は以前として強いので、岩場に立つのは結構必死でした。

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緑一緒の景色は九州の阿蘇の草千里と似たものを感じます。

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積石がジェンガみたいなことになっている山頂の祠。

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車山山頂から奥の方へ下山し、周回します。

山頂へはリフトと階段を使って、簡単に登ることができます。至れり尽くせりな山です。

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霧ヶ峰という草原風景は絶品。

森林面積は増えつつあるようなので、ン十年後には景色が変わっているかもしれません。

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鹿の食害から守る電気柵。

鹿が増えすぎた理由として、自然界の頂点に立っていたニホンオオカミが絶滅したからというのが一つの要因らしいです。

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アメリカのイエローストーン国立公園ではやはり鹿が増えすぎて、植生が大きく乱れていたところにオオカミを放ったところ、かつての生態系を取り戻したというニュースがありました。

かつてのニホンオオカミがもし戻ったら鹿の食害にあっている山で大きく植生が変わるんでしょうか。いや、登山者には熊以上に脅威になるかも知れない….。

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そんな環境問題を考えつつ、素晴らしい霧ヶ峰のトレッキングコースを堪能しました。

短いながら写真の枚数も多かった。

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ささっと省略しますが、4時間程度の軽い登山は終了。

駐車場はまだまだいっぱいでした。

片倉館でローマ風の温泉に入り、諏訪大社を参拝

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気温が高かったので、汗はしっかりとかいたので諏訪に降り、温泉へと移動しました。

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一度入ってみたかった国指定重要文化財の「片倉館」です。

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日帰り温泉とは思えないレトロな西洋建築の建物です。

料金は650円でした。

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千人風呂は豪華な大理石で作られ、石像やステンドグラスのインテリアが設置されていました。

まるで、ローマの浴場です。

実際、映画「テルマエ・ロマエ」の撮影で使用されたとか。

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諏訪湖をちょっとだけ見学。

山頂にいた女子中学生が歩いていました。元気だな。

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温泉後は諏訪大社(すわたいしゃ)を観光。

自分以外は御朱印を集めているらしく、霧ヶ峰と同じくらいこちらも楽しみにしていたのだとか。

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夕方になりつつも、気温はなかなか下がらず暑かった。

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全国に25000ほどある諏訪神社の総本社で歴史は800年頃まで遡るらしい。

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雪のような模様?が彫られていました。

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諏訪観光も終え、行きとは違う中央自動車道で帰りました。

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恒例の渋滞、しかも事故渋滞にハマったので、談合坂あたりで2時間ほど捕まりました。

登山のボトルネックです中央道。

霧ヶ峰の登山を終えて

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霧ヶ峰は日本百名山に選定されているので、ピークハントをする人は非常に多いです。かつての自分のように車山の山頂だけを踏んで、次に向かうといった愚行は反省せざる終えません。

霧ヶ峰は一日を費やす価値のある山です。

標高2000m近いのに牧場のような草原が広がる山は、他にはなかなかありません。地図を広げ、登山口と山頂を最短距離で結ぶのではなく、見所の多いルートを選択するべきだと思います。

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ニッコウキスゲの最盛期である7月下旬の霧ヶ峰。

今回は写真の枚数をだいぶ絞っていますが、他にもたくさんの花が咲き、多くの見どころがたくさんありました。時期によってレンゲツツジやコバイケソウも群生するらしいです。冬にスノーシューをしに来るのも楽しそうです。

是非、緩やかな空気が流れる霧ヶ峰に「空が近い週末」を過ごしに来てみてください。

霧ヶ峰の地図はこちら

霧ヶ峰(エアコン)はこちら

コメント

  1. 北海道の4日後に、霧ヶ峰ですか!なんというフットワーク!!
    それにしても、空の青さとお花が美しいですね。ブログを拝見してるだけで、高原の涼しい風を感じられました(*^^*)

    • >まゆさん
      富良野のような風景を霧ヶ峰で感じました。
      涼し気に見えますが、ほんとにこの日は暑かったのです。この日以降も風邪に苦しんでます。

  2. お疲れ様で~す。
    風邪っぴきの登山はとっても辛いんですよね。私も鼻水ズルズルしながら登山したことがあります。何度も登っている山だったのに、その時は苦しくて時間もかかりました(>_<) 女子三人に囲まれてveryblueさんは、ずーっとスキップしてたんでしょう?
    そろそろ、剣岳登場でしょうか?

    • >やま子さん
      ええ、そこに女子が待つなら風邪を引いてでも山に行かなければいけませんからね。
      夏風邪はなかなか治りませんね。今年(2015年)も夏風邪になって、1ヶ月間悩まされましたよ。

      剱岳は3ターン後です!

  3. こんばんは。
    色々なブログを見て辿り着きました!
    2014年の同じ日に霧ヶ峰に行っており、懐かしくなりました。あの日は暑かったですよね…。夏の太陽が恋しくなるような写真ばかりで癒されました(´∇`)
    また遊びに来ます…♪*゚

    • >mahaloさん
      こんばんは!
      コメントありがとうございます。
      今年は暖冬とは言え、朝晩は冷えますね。同じく夏の太陽が恋しいです。霧ヶ峰にいながら全然清涼感を感じなかった一日でした。
      また、コメントお待ちしております!

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