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【埼玉】日和田山 登山 ~ 木漏れ日射す森を燃やす巾着田の曼珠沙華、里山を歩く小さな旅

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2014年9月23日

埼玉県の日和田山(ひわだやま)に登ってきました。標高は305mです。

日和田山の登山はあくまでおまけという扱いで、メインは巾着田(きんちゃくだ)の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の群生が目的です。群生のレベルを越えて約500万株という、非常に日本最大規模の群生地です。

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秋分の日。

飛び石だった祝日の緩い、ハイキング企画です。

曼珠沙華は例年9月中旬から10月上旬に見頃を迎えます。別名の彼岸花(ひがんばな)の通りにお彼岸の時期に咲きます。

標高3000mを越える北アルプスの稜線では紅葉が進んでいる頃、里では秋の花の開花が始まります。

ぽっかりと開いた9月祝日の空の下、小さい旅をしてきました。

巾着田(曼珠沙華)~日和田山登山

プロローグ

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日和田山の山頂で60代から70代と思われる男性女性混合10名ほどのグループが集合写真を撮ろうとしていました。

全員が並び終わると前列の女性一人がプラカードを取り出して、カメラに向けました。そのプラカードに書かれていた文字はアルファベットで三文字。

BBA

それを横目に見ていた自分は思わず言葉が漏れてしまいます。

え?ばばあってどういうことだ?

 

 

 

西武線の高麗駅から巾着田へ

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早朝、池袋駅から西武線に乗り、高麗駅(こまえき)を目指します。

高麗を「こま」とは普通読めませんよね。乗換案内で検索する際に、どのように変換していいかわからない人が多数でした。

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飯能駅から二駅で高麗駅です。

間にある東飯能駅はJR八高線と接続している駅ですが、飯能駅で集約すればよかったのではないのかといつも疑問に思います。どうでもいい話ですけど。

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巾着田に来る観光客でホームが賑わっていました。

曼珠沙華の群生として、日本一の面積を誇るのは伊達じゃないです。そうでもなければ、埼玉の田舎駅にこんなに人が溢れないですから。

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線路の片隅に曼珠沙華が咲いているのを発見。

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高麗駅。

本日は全部で11人の大所帯グループです。今回は自分の企画ではなく、マミさんの企画です。

みんな火曜日の祝日に暇を持て余していたようです。車で来る人、寝坊した人とは後で合流することになり、最大11人でスタート。

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いつものメンバーに加え、本日はゲストに9月の頭に行った際に立山で挨拶を交わした山ガール(写真左)を招待しました。

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今はまだ謎の人物ですが、後々その正体が明らかになります。

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高麗駅から住宅街を抜けて、巾着田を目指します。

人の流れに沿っていけば、迷うことはないかと思います。看板もたくさん出ています。巾着田まで距離がありますが、既に見境なしに曼珠沙華が咲いています。

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道すがらには露店がたくさん出ていました。

大規模なお祭りに出てくる的屋ではなく、地元の人が軒先にスペースを作って、畑で採れた野菜や手芸品を販売しています。

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起き上がるヒョウタンなどユニークな商品も。

ヒョウタンを水筒として活用し、会社に持っていくスタイルはこれからのトレンドとして流行らせたい。

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秋の始まりを感じさせる秋桜(コスモス)が咲いていました。

平たい筆に絵の具をつけて、ピュッと弾いたような花弁が好きな花です。

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秋の味覚、栗が販売していました。

毬(いが)がついたまま。どうやって持って帰れと。

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鬼の面(?)が描かれた赤い立札に道順が書いてあります。

この鬼も何か由来があるんでしょうかね。「見ているぞ」のポスターみたいに防犯効果があったりするのか。

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中学歴史を覚えてる人ならピンと来るかもしれませんが、「高麗」は西暦600年代の朝鮮半島にある国名です。

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700年代に朝鮮半島からの移民が、朝廷の命令により作られた地域だそうです。

なので、朝鮮半島の名残を思わせるものが随所にありました。

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前衛的なバランス感覚で描かれた看板。

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高麗駅からだらだら30分歩き、巾着田に到着しました。

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入園前だというのにこの咲きっぷり。

軽トラと曼珠沙華はマッチします。え?

圧巻の赤い絨毯、木漏れ日に揺れる曼珠沙華の大群生

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入園チケット売り場でチケット代300円を支払います。

SuicaとPasmoが使える機器を使用しており、スムーズに入場。と思いきや金額を一回一回入力しなければならない仕様で、係員がもたつき導入メリットを全く感じませんでした。

  • 入場料:300円
  • SuicaとPasmoの利用可能

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赤一色に染まる曼珠沙華の絨毯が広がります。

人生においてここまで「」が目に映る風景に出会ったことはない。

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長い雄しべ・雌しべをもち、赤い6弁花を輪状にして咲く曼珠沙華。

美しさを越え、毒々しいほどに真紅な色は不吉な印象を覚えます。

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2メートル間隔に植えられた木々の下に群生しているため、太陽の光の射し加減で一様でない「」を作り上げます。

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カメラが好きな山ガールさんは、上から覗き込むように撮影したり、蟻の目線だと言いながら、地面に寝そべるように撮影を楽しんでいました。

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蟻目線の写真はこちら。

約30センチある茎がピンと伸びているので、迫力があります。

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500万株という本数はもちろん国内最大規模です。

一見の価値どころか毎年見に来てもいい圧倒的価値があると思います。池袋から1時間ちょっとですし。

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森を燃やし尽くしているようです。

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メンバーの中で低身長を誇るさみえもんは、曼珠沙華の赤い海に溺れそうでした。

ハロウィンの飾りが浮かれています。まぁ、自分のなんですけど。

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赤だけではなく、ところどころに白い曼珠沙華も咲いていました。彼岸花だけど赤と白の二色で縁起よさそう。

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川沿いが散策路になっており、気温は高いですけど、涼しげでした。

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登山をする予定がなければ、サンダルを持っていきたい。

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曼珠沙華の期間中でない場合は、バーベキューで賑わうエリアらしい。

曼珠沙華にあまり興味のない子供たちは、河原で遊ぶほうが楽しい模様。

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中心会場では「おもてなしステージ」というちょっとセンスがない名称で、コンサートが行われていました。

たくさん美味しそうな出店があり、お昼を自前で用意したのをちょっと後悔もしたり。

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奥武蔵の里山、日和田山へ気軽なハイキング

 

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曼珠沙華の散策を終え、日和田山を登山するために巾着田を後にします。

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屋根を丸ごと看板にしてしまおうという斬新な発想の担々麺の店がありました。担々麺は好みなので気になります。

雪が降ったら隠れてしまう諸刃の剣。

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観光客がたくさん歩く中、登山装備が非常に浮いています。

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日和田山の標識があるので、迷うことはないでしょう。

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11時41分 登山開始

今更、登る必要はあるのだろうかという気持ちはありますが、登山開始です。

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9月下旬とは言え、気温は20度を越えます。

北海道や2000mを越える山が続いた夏の山では、感じることのなかったパンチ力のある暑さです。6月下旬に登った湿度による不快指数メーターが振り切った太平山と比べるとカラっとしているので耐えられます。

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金毘羅神社(こんぴらじんじゃ)の鳥居があります。

香川県の金毘羅山(琴平山)は行ってみたい観光地の一つです。後、うどん食べたい。

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歩き始めて10分ほどで分岐点に到着です。

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信仰の山にありがちな男坂女坂がありました。

男坂は険しい、女坂は易しいというのは登山界の常識なので覚えておきましょう。

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木陰のおかげでアスファルトの道より、涼しげに歩くことができます。

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道中に水場があります。

さすがにぬるい。

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暑いのに勘弁してほしい急坂が登場です。

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男坂らしい険しい岩場が現れました。

安全を期して、三点支持で登ります!

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岩場を過ぎると巾着田を眺め見ることができる展望スポットがあります。

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正面の円形になっている場所が、先ほどまで歩いていた巾着田です。

巾着田はこの日和田山から眺めからつけられた地名だそうです。

日和田山

グーグルアースで見てみると高麗川(こまがわ)に囲まれて、確かに巾着の形をしているように見えます。

Ω」(オーム)にそっくり。

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山頂手前の神社がある場所は展望がよく、お昼休憩のポイントになっていました。直射日光きつそうだけど。

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山頂はさらに岩場を登った先にあります。

しかし、ポケットにしまってあるiPhoneが落ちないかハラハラである。

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岩場を登り切ると山頂に到着です。

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 12時13分 日和田山山頂

登山開始から30分弱です。非常にお手軽でした。なんだこの写真。

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都心方面の眺めは抜群です。スカイツリーのシルエットが見えました。

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誕生日プレゼントにもらったトロフィーと共に。

これからの登山活動、優勝を目指します!

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費の当たる場所を避けて、昼ごはんです。

折り畳み椅子をおもむろに取り出し、「こういうのもあるんぜ」と自慢気に使っていました。100円ショップのものということもあり、あっさり耐荷オーバーし、派手に転びながら椅子が壊れ、大恥をかいたことは内緒です。

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自宅で凍らせてきてちょうどいい具合に溶けた、大分県のゆずとカボスのジュースで乾杯しました。

九州を旅した写真をフォトコンテストに送り、ちょっとした賞をもらった景品です。優勝すると思ったんだけどな…。

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写真は茄子しか残ってませんでしたけど、多種多様なホットサンド、真夏のサラダ、自分が用意したさえないホイル焼きなどを楽しみました。

この料理に感銘を受けた社蓄ことSaku氏は、登山においての食料事情を見つめ直すことになったとか。

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日和田山から続く、物見山(ものみやま)に縦走するルートもあるようですが、帰りの温泉都合などを考え、同じ道を帰りました。

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再び巾着田に戻りました。

チケットを持っていれば、再入場可能です。

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そしたら、高麗川で午前中には見られなかった光景が。

日本古来より伝わる伝統的な赤ふんを履いたおじさんが投網漁をしていました。この川に頻繁にいるらしいおじさんらしく、パフォーマンススケジュールが決まっているのだろうか。

粋だねぇ。

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温泉に向かうため、高麗川にかかっている橋を渡りました。

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巾着田から宮沢湖(みやざわこ)に移動します。

巾着田の賑わいとは裏腹に歩いている人はあまりいません。

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宮沢湖は西武鉄道のレクリエーション施設やゴルフ場に使われる水の貯水池らしいです。

2017年にムーミンのテーマパークが開業するので、有名になりそうです。自然という観点で、埼玉とフィンランドは結び付かない気がするのだが。

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ダムにかかる堤防はコスモスの咲き乱れる道になっていたのは収穫だった。

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宮沢湖温泉 喜楽里 別邸で汗を流しました。

巾着田帰りに利用する人が多いのか、混んでました。チェーン展開している温泉施設なので、ロケーションも設備も充実しています。ちょっと高いけど。

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温泉で車で来たSaku氏とは別れ、バスで飯能駅に戻りました。

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飯能駅のその名も「熊猫(パンダ)」という中華料理屋で簡単に打ち上げをして、東京に帰りました。

日和田山の登山を終えて

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「え?ばばあってどういうことだ?」

思わず漏れてしまった言葉に対し、他のメンバが「声が漏れてる!」、「デリカシーがない」と批難を浴びさせれてしまいました。

誰かが後で「BBA」とは何かと聞いたのかはわかりませんが答えがわかります。

Boys be ambitious

誰でも知っているクラーク博士の残した言葉「少年よ大志を抱け」でした。

普通、アルファベット三文字で略すか…そして少年か…いや何でもありません。申し訳ございません再発防止に努めます。

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自然のままの花の群生が一番優れていると思っていました。今回の曼珠沙華はその自然で見る群生地と同じくらいに感動を覚えるものでした。

木漏れ日の射す森林に広がる曼珠沙華の絨毯は、鮮やかさと不気味を兼ね備える風景でした。

茨城のひたち海浜公園のネモフィラ、足利フラワーパークの藤など、花の群生に力を入れる名所を巡るのも最近の楽しみの一つです。

時期は9月中旬の連休からです。巾着田の曼珠沙華まつりを訪れてみてください。

あ、日和田山も!

リンク

日高市・曼珠沙華の里「巾着田」のホームページ

Link http://www.kinchakuda.com/

日和田山の地図はこちら

コメント

  1. 赤褌おじさんが名物的な存在だとは知りませんでした、僕が行ったときも居ましたね…
    曼珠沙華はきれいなので毎年いってもいいかなと思える場所ですね
    茄子焼きは僕もやりたくなりました

    • >redsugerさん
      巾着田のオフィシャルなキャラクターなのかもしれません。
      そのうちフィギュア化されるかもしれませんね。
      那須岳でやるといいと思います。レッドシュゲーさん。

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