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【信越】雨飾山 日帰り登山 ~ 台風の季節が過ぎ去り、緑の終わりを感じる旅

雨飾山_01

2013年9月23日

長野県と新潟県に跨る雨飾山(あまかざりやま)に行ってきました。標高は1963mあります。

日本百名山の一つですが、一般的な知名度は前回の越後駒ヶ岳と同じく低いように感じます。新潟の県境上にはたくさんの名山がありその内の一つです。

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「雨を飾る山」

詩的な表現が込められた山の名前で、以前からその優美さから興味を掻き立てられる山でした。初夏に訪れた早池峰山(はやちねさん)とこの山で迷ったことがあり、今年のうちに訪れたいと思っていました。

雨飾山の由来は、雨乞いのために祭壇を山頂に飾り、降雨を祈ったのだとか。

2013年の9月の登山で、夏の終わりと秋の始まりを感じる旅でした。

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今回はレアキャラであるアダさんとマミさんとみずを連れて、4人で出発しました。

アダさんと新松田という謎の集合地点で合流しました。アダさんはピンクのマーチというかなり攻めているカラーリングの車なので、闇に溶けた駅前でも一発で認識できます。

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雨飾山の登山口がある日本海にほど近い長野県小谷村は、太平洋側の新松田からまるで反対の場所。

東名高速→箱根裏街道→富士五湖道路→中央道(河口湖線)→中央道本線→長野自動車道→千国街道(糸魚川街道)を移動し、駐車場に到着したのは5時37分でした。

白馬村付近では鹿や猿が飛び出し、山道ではしげみからイタチが覗いてくるなど、ナイトサファリ感溢れるドライブでした。

3連休の最終日ということもあり駐車場はすでに車がいっぱい。台風が続いていたため、皆さん登山に飢えていたようです。

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登山口に雨飾山キャンプ場があります。登山者が前泊するための簡素なつくりでした。

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毎度のこと寝ずの夜発の弾丸日帰りなので、ゆとりを持った前泊というのは新しい選択肢に加えるべきだろうか。

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雨飾山の登山口はトイレの横にあります。

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山頂まで3時間半の道のりです。

この黄色い標識は後立山連峰の稜線上で見られます。同じ業者が作成しているのでしょうか。

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入り口からちょっとくだり、樹林帯へと入ります。

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背丈よりも高いすすきが生えていました。

朝露が穂先に垂れていて綺麗です。

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写真では伝わりませんが、登山道右手は大きな川が流れています。

登山道の斜面側からは山の流れ出た沢の水が流れています。

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秋の花という印象のあざみ。

ハーフパンツでいるとこの葉っぱにやられてチクチクするのが難点。

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全体的に植物が大きく、自分が昆虫にでもなってしまったかのような錯覚。

子供の頃「ミクロキッズ」という人間が小さくなって自宅の庭で大冒険をするという映画が好きでした。

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9月下旬にもかかわらず様々な花が咲いていました。

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山頂までの経過がわかる親切設計の標識がありました。

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なぜか2つも。

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早朝の雨飾高原は、非常に清々しい緑に溢れています。

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この場所は、北アルプスでも東北でも見たことのない一風変わった森林でした。言葉ではうまく表現できません。

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赤い実?花?

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お、栃の実。

栃木県は栃の木を県木としていて、学校の樹木や街路樹として身近な存在です。栃の実はとち餅として食べられていますが、アク抜きが非常に手間がかかるのだとか。

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11分の2地点で平坦な道は終わり。

ここからは急斜面との戦いとなります。

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徐々に秋の気配を感じます。

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紅葉のピーク時に真っ赤に染まるらしい雨飾山を是非見てみたいものです。

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今までの平坦なツケを取り戻すように急激な登り。しかし、気持ちよいブナ林です。

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森の雰囲気が見ていて飽きない。

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緑の葉でレイアウトされたかのような看板。

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ここで長年、構想していた実行します。

大自然の背景を素材として「特撮登山」というジャンルの開拓。

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国民的ヒーロー「ウルトラマン」

怪獣との戦闘シーンを登山風景に合わせて撮影する極めて斬新な発想であります。人形を自然の中で撮影する人はいますが、特撮は日本広しと言えども自分だけではないでしょうか。

レッドキングはウルトラマン第8話「怪獣無法地帯」で登場したドクロ怪獣です。性格は極めて凶暴で、赤い血を見るのを好むのでこの名がついたとか。

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熱中して撮影をしていたら、案の定置いて行かれる始末。

焦って追いかけている時にレッドキング(怪獣)を落としてしまい、5分道を戻る失態。そのまま他の登山者がレッドキング(怪獣)と遭遇したら、長野の地方紙に載ってしまうところでした。

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雨飾山の象徴と呼ぶべき「布団菱(ふとんびし)」が見えてきました。

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ジョワ。

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沢の水が流れる音が聞こえると登山コースはくだりになります。

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荒菅沢に到着です。

9月下旬ということもあり水量はきっと控えめなのでしょうが、溢れんばかりに流れています。

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地図上では水場マークがありますが、この沢の水を組めってことなのでしょう。

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雨飾山の象徴的な景色は、荒菅沢から山頂の眺め。

天に突き出たような岩峰が青空に映えていて、忘れたくても忘れられない景色です。

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ということで特撮を開始。

不安定な場所でウルトラマンを立たせるのに難儀し、休憩中の短時間で撮影を完了させるのには改良の余地があります。

初代ウルトラマンの放送でレッドキングは2回登場し、2度目の登場時には日本アルプスの山中で激闘を繰り広げました。この薀蓄は果たして登山ブログに必要な要素なのか。

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今は緑に染まっているこの谷があと半月経てば、赤や黄に変化している光景を想像するだけで、次に訪れる理由が生まれた気がします。

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初対面のアダさんとマミさん。

転げるたびに名探偵コナンに出てくる死体の第一発見者みたいな高い声をあげるマミさんにビビっていました。

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雨飾山は国際標準。

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荒菅沢からは頂上付近まで一気に登ります。

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赤くそまった葉がところどころに。

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8/11地点。

標高が日本2位の北岳を抜いただと!?横の移動距離ですね。キロ表示にして欲しいですね。

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ナナカマドの葉が徐々に紅葉を開始していました。

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紫色の花が咲いていました。

何の花だろ?

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急斜面で岩場の連続です。谷川岳の西黒尾根を彷彿とさせます。

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途中には鎖場や梯子が登場し、危険箇所もチラホラとあります。

雨に振られると滑りそうです。

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笹平に到着。

ここまでくれば後は横移動だけです。

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が、ガス…。

荒菅沢から見えていた青空とは一体何だったのか。

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稜線の向こうに広がるはずだった日本海側の景色もこのような具合。

時折、糸魚川市の田園の緑が見えるかなくらいの景色です。

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そういうときには足元の植物たちに目をやります。

なんの葉っぱかはわかりませんが、星形に咲いていて面白い。

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ガスとれないかな…。

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「ガスが取れた-!」

と思いきやまとめて流されることはなく、笹平の全景が部分的に見えました。

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死んでいく植物たち。

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というわけで、ガスが晴れないまま雨飾山の山頂に到着です。

4時間かかりましたが、かなりゆっくりなペースで登っていたので、実際はもっと早く到達できるかと思います。

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このガス具合に レッドキングも怒り心頭。

雨飾山からは北アルプス後立山連峰が間近に見える予定だったのですが…。

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募金箱が置かれている山頂ははじめてのパターン。

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山頂から少し離れたところにお地蔵さんが並んでいました。

昔は登山をして、この場所で一年の作物の祈願を行っていたのでしょうか。

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山頂は少し混雑気味だったため、沢まで降りてお昼休憩にすることにしました。

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途中、ガスが晴れて今回一番の景色が見えました。

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再び尾根をくだります。

ここは、落石の危険があるため慎重にくだります。

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再び荒菅沢に戻ってきました。

水が冷たすぎて10秒も入っていられません。

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お昼。

9月17日が誕生日だったので、ケーキを頂きました。

写真を残してくれていたみずが、タンザニアという世界の最果てに飛ばされてしまったので載せられないのが残念。

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帰り際でも特撮を続ける。そして置いて行かれる。

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雨飾山の一般ルートは基本的にピストンです。

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下山後に雨飾荘の温泉に立ち寄ろうとしましたが、まさかの営業時間外。

15時なのにそりゃないぜ。

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ということで白馬村へ向かう道路沿いにある温泉施設に立ち寄りました。特筆すべき良さはなかったかな…。

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炭酸飲料で口の中をサッパリさせるのは温泉後の様式美と言える。

帰りは中央道ではなく関越道から帰りました。自分が運転していた時に白馬からの国道で渋滞に巻き込まれ、睡魔とギリギリの戦いを繰り広げましたがなんとか通過。

上信越道の東部湯の丸サービスエリアで山賊焼き定食を食べて東京へ帰りました。東部湯の丸サービスエリアの山賊焼きはボリュームがあってお気に入りといことを付け加えておこう。

雨飾山登山を終えて

登山のハイシーズンといえば、7月~10月です。しかし、日本の9月はご存知のように台風シーズン。高山植物が咲く季節は終わり、紅葉にはまだ早い時期になります。山の彩りという面では魅力が一つ下がります。

9月の登山としては、スリルや冒険要素のある岩山が良いのかもしれません。もしくは植物がない火山など。

雨飾山

雨飾山は参照で展望に恵まれない、訪れる時期も中途半端だったということもあってまた再訪するべき山の一つとなりました。序盤の樹林帯、荒菅沢の絶景、スリルのある尾根道、山頂へ続く笹平とコースの充実度は非常に高く満足行く登山でした。

赤く紅葉する雨飾山。

なかなか遠い場所に位置しているので、そう簡単に行けないのですが、次は10月中旬紅葉時期に訪れたいです。

雨飾山の地図はこちら

コメント

  1. こんばんわ。
    新記事も楽しく読ませて頂きました。

    いつも行動的でリアクションも楽しい本気の登山に「特撮」まで盛り込むとは手が込んでいますねww
    でも、自然への描写とのギャップとあいまって、書き手の人間味が出ていてとても面白いです。

    お仕事忙しいようですが、これからもmy Roadshow の上映楽しみにしてます。

    • >sakuyaさん
      コメントありがとうございます。
      登山は山に登るだけじゃないということで、色々な試みをしようと思っています。
      「特撮登山」はその一環です。
      このジャンルが流行することを願うばかりです。

  2. いつもお仕事忙しそうでお疲れ様です!
    戸隠の方ですね!いいところらしいので行ってみたいのですが結構遠いですよね;

    いつもながらきれいな写真と角度と小ネタに癒されます!
    意識してもなかなかうまく撮れるものでもなく、見て勉強させていただきます。!

    • >みんみんさん
      毎度コメントありがとうございます。
      エリア的には戸隠を含む頸城山塊と呼ばれる場所で、雨飾山はちょっと離れていますね。
      北アルプスよりさらに遠いので、あまり訪れようとする人はいないんじゃない感じでしょうか。
      写真の構図はあまり勉強したことなく、漫画や映画を参考にしています・w・b

  3. こんにちは(;・ω・)アダです。
    私が歩くの遅いばかりに山頂がガス。申し訳ないです。

    みずさんのケーキ、おいしかったですね。
    タンザニアに行けばまた食べられるでしょうか。

    私は登山の時、東名高速道路の松田ICから出発するので、新松田駅が最高の集合場所だと信じで疑わなかったものです。思い込んだら何も見えなくなるので、なにかおかしなことがあったら突っ込んでください!(`・ω・´)キリ
    そして帰りは眠かったのですね(。´Д⊂) VERYBLUEさんはサイボーグのような人なのだと信じていたので無理をさせてしまっていたのですね。
    なにからなにまで申し訳ないです(。´Д⊂)

    • >アダさん
      あのガスは朝からずっとかかっていたんじゃないですかね。
      下からはずっと晴れているように見えていたし。

      よく考えていませんでしたが、確かに集合場所に松田ICはありですね。
      暗かったのでどこ通っていたかよく覚えていません!

      渋滞さえなければ、あまり眠くならないんですけどね。15分ほど寝れば回復します。
      まぁ、その日1日の元気に限りますけど。
      もっと若造をこき使うべきでしたね。

  4. こんばんは。10月に雨飾山に行く予定です。山頂前の岩場、鎖場は両腕にしっかり負荷がかかるレベルでしょうか?

    半年前に片方の肩を痛めて、登りはよいのですが下りは一定以上の負荷がかかると辛い状態です。やはり厳しいでしょうか・・・

    • >ぐらさん
      10月の雨飾山はさぞ紅葉が素晴らしいんでしょうね。
      ということで鎖場についてですが、腕に負荷をかけるような厳しい場所はなかったことを記憶しています。
      慎重に歩けば、鎖を頼らないでも問題ないと思います!

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