夏といえば海です。
自転車のペダルを漕いで、この坂道を登りきったところに海岸線が広がっていないかと何度思ったことでしょう。
海のない街、栃木県では海は憧れでした。茨城県が海に沈まないかと不謹慎ながら子供の頃はよく思ったものです。
2013年、6月の下旬から8月の上旬にかけての初夏。高山植物をテーマに、日本各地の山を巡ってきました。
「花を育てるくらいなら、食べられる野菜にしなよ」
というのが口癖だった自分が、山に登るようになって花に興味を持ち始めたのは今年一番の変化だったかもしれません。
既に紹介済みの早池峰山ですが、蛇紋岩(じゃもんがん)という岩の隙間にびっしりと咲く高山植物は見事でした。
記事:【東北】早池峰山 日帰り登山 ~ 一つだけ咲いていたハヤチネウスユキソウ、高山植物を求め北上した旅
ああでも、山に食べられる果物がはえているのが一番いいよね。
テレビのニュースキャスターが、今年の梅雨明けを宣言しました。
よし山に出かけよう。しかし、山に近づいてくるとどんどん濃い灰色をした雲が山に覆いかぶさっている…。
登山をしている人なら今年の週末の曇天ぶりになかなか悩まされたかと思います。
そんな雨の降る七夕の日に行ったのが、新潟と長野の県境にある苗場山。
比較的に他の山と比べて天気は良かったようですが、なによりこの山はブヨと呼ばれる羽虫との闘いでした。
天気は晴れず、顔を腫らして帰ってきたわけです。
海の日って7月20日固定でいいと思うんですよ。
海の日が近づくと夏休みの気分を大人になっても味わいたいわけで…。
2週目の週末にくっついてきた海の日。3連休見事に山の天気は大荒れになりました。
雨といえば苔を見たくなるよな。
というわけで、北八ヶ岳を登山ではなくトレッキングしてきました。
白駒池という標高2000mにある池があります。
まだまだ足を踏み入れたことない都道府県がたくさんあります。
四国は上陸したことすらなく、山陰地方、北陸地方はほぼ未開拓領域です。なので、本当に人が住んでいるのか気になるところです。
高山植物と代表格の山といえば、この白山です。
高山植物の名前にこのハクサンの名が付くものはたくさんあります。名峰中の名峰で、2年前くらいから憧れの山でした。
初めて訪れる北陸の土地と山に、始終興奮した弾丸旅行でした。
ちゃんと人は住んでました。
越前大野という福井の町は、日本の夏の田舎のフレーズが似合う場所でした。
緑豊かで、綺麗な川が流れ、子供たちは夏休みで無邪気に走り回って…。
そんな日本の夏で過酷な登山をしてきました。
白山のついでと言ってはなんですけれど、遠く北陸まで来たので、この荒島岳に登っておきたかったのです。
白山と違い標高が低いので、汗だるま状態で登山をしました。
土地勘のない山に行くというのはとても新鮮で旅をしている気分になります。
もっと遠くの街や山へ行ってみたい。懲りてない。
あれほど覚えなかった花の名前も徐々に覚えられるようになりました。
写真を持ち帰って照らし合わせる作業をするだけでも、その登山の後に登る山でドヤ顔で「この花はね…」と紹介することができます。
白駒池、白山ときて北アルプスの白馬岳。
嫌いな線ランキング堂々1位に輝く梅雨前線が日本海に停滞し続けたせいで、天気まで白くどんよりしていました。
白馬三山を日帰りで、縦走してきました。
高山植物と大雪渓を楽しんできました。
普通は宿泊してゆっくり登る山ですよね…。
6月下旬から8月上旬にかけて、どれくらいの距離を移動したんだろう…。
2年越しの夢が叶いました。
山形県と秋田県の県境にあるこの鳥海山は、2年前の夏に登った月山からその姿を見せていて、ずっと登りたかった山です。
個人的名前の美しい山ランキングで1位の山です。
これほどまでに変化と展望に恵まれた山は今までになく、期待値を遥かに飛び越えた登山でした。
花、雨、そして太陽と夏の登山を思う存分楽しむことができました。
真夏から晩夏にかけては、テント泊を中心に登って行こうかと計画中です。山だけではなく海や川も行きたい…。
そして、ブログの記事という夏休みの宿題がたくさん残ってしまった…。
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