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【奥秩父】瑞牆山 日帰り登山 ~ 全面アイスバーンと化した急斜面、危険度は過去最高の旅

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2012年4月21日

登山を初めてちょうど1年が経ちました。

山登りをはじめて一番の収穫は、その日一日の思い出をずっと忘れないこと。自分の足で辛い思いをして登ったからこそ得られる思い出は、観光地や名所を巡ったりテーマパークで遊んだ思い出より、ずっと記憶に残りやすいのかもしれません。

とある山の山頂から以前に登った山が見えると、その時に見た風景や思い出が鮮明に甦るんですよね。

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そんな登山1周年を記念するのに相応しい山に登ってきました。岩がにょきにょき生えているような山容が特徴の瑞牆山(みずがきやま)です。標高は2230mあります。

インパクトのあるその姿形から、かなりの人気を博している山です。

時期は4月後半・・・春の暖かさかで雪が溶けはじめ、山が緑に芽吹く時期です。しかし、我々を待ち受けていたのは急斜面に張った氷の地獄でした。

瑞牆山登山

瑞牆山 – 出発編

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登山は昔に比べお金の掛からない娯楽になりました。とは言え、頻繁に登山に出かけるとなると山に出かける交通費は、お財布に鞭を与えてくれます。

自分の感覚では、日帰り登山で出せる交通費予算は3000円以内が目安。それ以上の額は、標高の高い山や名の通っている山じゃないと出せないなって思ったりしてます。

車で出かける場合は、なるべく定員を集めて、最低予算で行くなどの涙ぐましい努力をしてます。

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去年の金峰山と同じように新宿で7人乗りレンタカーを1台借りて出発です。山梨県の大月より東に行くなら車で行ったほうが断然安上がりです。

参加者ですが、北横岳に参加したメンバがほとんどで、ほぼ顔見知りの自分も含め8人です。茨城県水戸から自家用車で来るキキさんと談合坂SAで合流しました。

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天気は前日の予報で期待できないと思ったら、山梨に入ったらまさかの青空でした。

須玉ICで降り、増富温泉方向に進めば瑞牆山に辿りつくことができます。キキさんの車は、カーナビが古いのかだいぶ遠回りをして到着したみたい。

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瑞牆山荘の駐車場に到着したのはなんだかんだで11時を回ってしまいました。

うん、1時間も予定が遅れている。

自分が計画するタイムスケジュールで誤差1時間程度は、オンタイムと言っていいでしょう。

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ウェアの黄色率が高い。

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標高1520mにある瑞牆山荘。

山荘なのにオシャレなデザートや各種コーヒー類を販売しているようです。

有料ですがトイレもあります。

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路線バスが停まっていました。

レトロな西洋風で上品なデザイン。これがミニカーになっていたら間違いなく買うね。

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準備を整えて出発。

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山頂までは4キロの道のりで、コースタイムだと2時間50分で山頂へ到達。

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平日の陽気な天気のおかげで、先週まで登山道まであったはずの雪もすっかり溶け枯葉の道を行くので楽々です。

この時、この後に襲い来る恐怖はまだ誰も予感していなかった・・・・。

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コロ助。

コロッケのレシピが歌詞になっていることでおなじみのキテレツ大百科のオープニングテーマ「お料理行進曲」に2番が存在していることを知ってる人は少ない。さて、なんのレシピかな。

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「ここは、俺が支えるから先に行けッ!」

てな感じで、大きな岩が登山道に転がっています。なにかの拍子で転がらないように太い枝がつっかえ棒になってます。

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もう、4月後半。

登りはじめは寒さを感じて着込みますが、体が登りに慣れてくると汗かいてきますね。

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傾斜は緩やかで、まだ瑞牆山を遠くから見て取れるような岩々しさはありません。

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途中に冷たい水が湧き出る水場がありました。

飲めるのかな?

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バスケットマンのふみさんを先頭に登ります。

進む方向に自信がなくなり立ち止まってしまうのがたまに傷。

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11時58分 富士見平 ---

人気の瑞牆山の割にはあまり人とすれ違いませんでした。

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木造の富士見平小屋。

小学校2年生の取り壊された、床がギシギシ鳴る木造校舎の姿がフラッシュバックした。

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内部はこんな感じになっていて、瑞牆山と金峰山の山バッチが買えます。

自分はこの瑞牆山で20個目の百名山ですが、今までの分を集め直すのが大変なので、毎回購入を躊躇われます。1個買うとコレクター魂に火がつきそう。

1個400円ですが、100個買うと4万円・・・。いいアウターが買えちゃうぜ。

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コーヒー(ブルーマウンテン)高っ!

バラ入り紅茶が謎メニュー。瑞山と掛けているのだろうか。

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このケトルほしい。

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少しの休憩後、山頂を目指して出発します。

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ここから一山登りてから瑞牆山の本体に登ることになります。

木の間から見える、瑞牆山の独特な山容がカッコいいです。

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山の裏手を進むので、遂に恐れていた凍結箇所が・・・・。

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氷が解けている箇所とそうでない箇所が交互に繰り返されるので、アイゼンをつけるかの判断がわかりません。凍結箇所2割と言った感じでアイゼン泣かせのルート。

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天鳥川はかちんこちんに凍ってました。

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川を越えるとベンチがある箇所があり、そこから先は急な登りになります。

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木の梯子を登ります。アイゼンの爪でぼろぼろです。

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急斜面の岩場でみんなアイゼンをがちがち音を鳴らせながら歩きます。

自分は脱いだり履いたりが面倒だったので最後までつけませんでしたが・3・

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序盤、先頭を務めていたふみさんが遅れ始めいっしょに登ってました。皆がんがん登っちゃって見えなくなっちゃった。

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ずっと急斜面の岩場が続くので大変です。

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氷上の上で、岩と岩の小さな隙間を進むのが大変極まりない。

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瑞牆山名物の「大ヤスリ岩」の麓に到着しました。

ほぼ垂直に立っていて、クライミングの対象になっているとか。

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まだまだ、氷の急斜面は続きます。

樹林帯の陰になっているところは凍結箇所が多すぎて、シューティングゲームのハードモードをプレイしているかのよう。

岩と岩を伝って、木や枝をつかんで登ります。

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それはもう必死。

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岩と岩の間は、ヒューと音を立てながらカビのように白く凍っていて不気味。

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最後の山頂付近は雪がまだまだ残っていました。

ロープがはれれていますが、地面がつるっつるっでそれはもう大変。

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14時33分 瑞牆山山頂 ---

「おまえら・・・」

と既に先に到着したメンバは食事をしていることに対し、若干ご立腹のふみさん図。

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記念すべき20個目の百名山。

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喜び走る。

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そんな山頂からの風景。

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山頂の全体図。

こんな斜めった山頂初めてだ。三半規管が狂いそう。

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そして断崖絶壁。40~50mはあるでしょうか。

それにしても雲はあるものの晴れてよかった。

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絶壁の上で頂く豚汁がウマイ。

カップヌードルのステマはやめました。

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定番のパンダ印の杏仁豆腐。自分の定番メニューで「雲のデザート」と言ってます。

2個持ってきたからちょっと重かった・・・。

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酷い扱いを受けていたふみさんとタキさんが誕生日だったので、こっそり誕生を祝いました。

談合坂SAで内緒で買ったケーキです。

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この誕生日企画を仕込んでくれたみず君(↑)はデキル男だ・・・。

自分は完全に見落としてたぜ。

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山の方位地図をちゃっかりお借りしての山頂貸切パーティ。

遅い時間だけれど人気の山で山頂貸切はラッキーだったのかもしれません。

 

 

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時間が許す限り山頂で景色を楽しんだり、写真を取り合ったりして楽しみました。もうちょっと早く到着で切ればよかったです。

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お隣の金峰山。

瑞牆山 より300m高いのでまだまだ山頂には雪が残ってました。

 

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1畳分くらいの岩の上でバランス感覚を見せ付ける。

よい子は真似しちゃいけない。

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みんな腰が引ける。

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15時31分 下山開始 ---

登りよりもくだりが危険なのは周知の事実。恐怖のショータイムのはじまりです。

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黄色のジャケットのきたむーくんは、モンベルの0本詰めアイゼン(家に置き忘れ)で、一人エキストラハードモードで下山プレイ。

さすがに自分もくだりの時にはアイゼンを装着。

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黄色い声援を送られている図。

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みんな余裕なく氷の斜面をくだります。

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徐々に霧が掛かり始めて暗くなってきました。

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結局、ふみさんと二人っきりで降りる。

頭が痛くて高山病になったとか言ってたけど、2000mで高山病?

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無事、富士見平小屋まで戻って来れました。

すっかり小屋は閉められてました。

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ここからは早足でくだるくだる。

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18時00分 --- 下山

おそっ。

コースタイムオーバーしてるんじゃないかな。当初の予定よりだいぶ時間掛かっちゃいました。てへ。

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増富ラジウム温泉に寄る予定でしたが、閉館時間の19時が迫っていて、ゆっくり温泉に入れないなという事で予定変更。

須玉IC近くのジムにある温泉に立ち寄りました。ぬるかったです。

「仮面サイダー」とかいうダイドーが販売している、謎ジュースを飲んで喉を癒しました。至って普通のサイダーでした。

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談合坂で水戸から来ていたききさんらと別れ、東京に戻ってきたのは23時を回ってしまいました。

帰りは女性の方に運転をしてもらって、自分は助手席で愚にもつかないようなことをくっちゃべってました。最低ですね。

瑞牆山の登山を終えて

全員五体満足で帰ってこれたのが奇跡だ・・・。

積雪期から徐々に氷が解けてくる時期の登山の怖さを見に染みて感じました。登山の難易度を一番上げてくれる要素はやはり「凍結」ですね。雪が積もっているほうが全然楽。雷や雨などの天候は予報を見ていれば避けれますしね。

この山は、氷が溶けた時期に行くのをオススメします。

しかし、コースタイムは短いものの沢からの急斜面はなかなかきついのである程度体力をつけてから行きましょう。

瑞牆山の地図はこちら

コメント

  1. 瑞牆山おつかれさまでした!!

    キキ車が遅くなったのは、ナビのせいじゃないよ!!
    うちのナビ頭良くない子だけど、一昨年生まれです。

    アイスバーンってホント厄介だね。と実感しました。
    みんな怪我もなく無事に戻ってこれて何よりでした(^^♪

    瑞牆山ホントいい山だったよ!!

    • > ジジキキさん
      お疲れ様です!
      水戸から車で来てもらって大変だったと思います。ナビはきっと景色のいい道を紹介してくれたのでしょう。20分くらいのロスが発生しようとも・・・!
      また、次の機会によろしくお願いします・p・b