【長野】黒斑山 雪山登山 ~ 冬の定番トレッキングスポット、雪化粧の浅間山を眺める旅

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2016年1月9日

長野県の黒斑山(くろふやま)に行ってきました。標高は2404mです。

2400mの高さがありながら、冬でもコースタイム短く登れる雪山定番の一座です。浅間山の絶好のビュースポットになっている山です。現在は浅間山が火山規制で登れないため、浅間山の代替として登られています。

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浅間山が白いプリンのように見える冬こそ黒斑山のシーズンです。

2011年の冬に死に物狂いで浅間山を登っており、その際に通過した黒斑山でしたが、今回はその黒斑山を単体でゆっくりと巡ります。

風邪気味でマスクをしながら登りました。定番の雪山登山スポットの旅スタートです。

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黒斑山について

黒斑山地図

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登りを展望の良い表コース、下りを樹林帯の中コースを選択しています。

  • ストックと軽アイゼンが必要
  • 外輪は断崖絶壁になっているので強風時は注意

コースタイム

車坂峠(12:01)→表コース→槍ヶ鞘(13:11)→トーミの頭(13:25)→黒斑山着(13:41)→昼休憩→黒斑山発(15:01)→トーミの頭(15:14)→中コース→車坂峠(16:00)
合計時間:4時間1分
昼休憩に1時間20分も使用しています。通常であれば3時間前後で周回可能です。

黒斑山登山

車坂峠から表コースで黒斑山へ

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出発地点は高峰高原ビジターセンター(たかみねこうげん)の駐車場です。地図上では車坂峠(くるまざかとうげ)です。駐車場はキャパ700台と広く、冬はガラガラです。

上信越自動車道の小諸ICからアサマ2000スキー場を目指す途中にあります。

LINK 高峰高原のアクセス情報

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今回のメンバは自分を含めて4人。

毎度おなじみ二輪駆動SUVのオーナーたつ兄に連れてきてもらいました。メンバ一人の寝坊により出発時間が大幅に遅れ、開催も危ぶまれましたが、ギリ許容範囲の時間に到着しました。

時間にして11時52分。時は午後になろうとしていました。

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立派なビジターセンターはありますが、冬期の営業はしていません。

トイレを利用する場合は、歩いてすぐのところにある高峰高原ホテルを利用させてもらいます。

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登山口には登山道の概略が描かれています。浅間山は警戒レベル2(2017年現在)のため、登山ができません。

火山規制前に浅間山(前掛山)に登っています。雪山デビューを果たしましたが、今思うとヒノキの棒と皮の服で、魔王に挑むようなことをしているので、見返すとよく生きて帰ったこれたなとゾッとします。

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車坂峠(12:01)

登山開始です。

雪山登山をするというのに午後スタートとは…。黒斑山はコースタイムが短いとは言え、10時までには出発したいところです。

着脱が楽なチェーンスパイクを使用します。後若干、喉が痛いのでマスクをした状態で登ります。

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上信越自動車を走っていた時に浅間山をすっぽりと覆う雲が見えていましたが、駐車場についても取れる気配はなく、白い浅間山が見えないんじゃないだろうか…。

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ガスによって全ての山の景色を同じ景色に変える能力を持つ「ガス兄(たつ兄の異名)」が、ガスを呼びやがったとブーイングが飛び交います。

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黒斑山は冬でも登山者が多いのでしっかりと踏み跡があります。テープもあるので道も明瞭です。

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序盤にある車坂山の登りと下りを終えれば、後はゆるやかに登っていきます。

背景に見える山の白くなっている部分はスキー場で、アナウンスが聴こえています。人の気配から遠ざかって登山するという行為に対し、これでいいのかという不安の気分がわかないでもない。

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徐々に黒斑山の山肌が見えてきました。

浅間山があるであろう方角には分厚い雲が掛かっており、「ガス兄のガスパワーに我々は屈しなければならないのか」と絶望の気持ちでした。

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直前まで降っていたであろう雪が、シラビソの葉の上に付着していました。手で払うとサラサラと流砂のように落ちて行きます。

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おや、先程までどんよりしていた空模様が急変。青空が広がってきました。「黒斑山の奇蹟」のはじまりではないでしょうか。

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黒斑山の途中に一か所シェルターがあります。

浅間山が大噴火を起こした際に利用されると思われます。扉があるわけではないので、火山弾が入り込んできそうですが…。

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直前まで雲が出ていてくれたおかげで、午後でも綺麗な霧氷が見れました。黒斑山と浅間山は距離が少し離れているので、浅間山だけがガスっちゃってるのかなと進んで行きます。

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お?

おや?あれは…

雪化粧した浅間山と崖っぷちの外輪歩き

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槍ヶ鞘(13:11)

浅間山の本体が見えるじゃないですか。後日、浅間山のライブカメラでログを確認すると、我々の到着の直前で雲が取っ払われていたようです。

寝坊によって生まれた奇蹟です。

槍ヶ鞘には登山口から1時間10分で到着しました。

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しかし、残念ながら浅間山の雪化粧は完全な状態ではありませんでした。

白いプリンに見えるかと思いましたが、粉砂糖がふってあるフォンダンショコラではないか…。

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槍ヶ鞘を過ぎると外輪山歩きとなり、進行方向の右側面は崖です。慎重に歩きながら600m先にある黒斑山の山頂を目指します。

日の当たりの良い斜面には雪がなく、地面が剥き出し状態でした。

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富士山の頭半分が見えました。

手前にある山脈は奥秩父連峰で、金峰山と瑞牆山の間に富士山がある構図です。金峰山にも雪が積もっているのがわかりました。

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外輪は展望が良いので、麓にある軽井沢が見えます。

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トーミの頭(13:25)

外輪の片側は樹林がないため、日本海側から吹き付ける直風をもろに浴びるので防寒です。

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黒斑山への向かうラストは道幅の狭い樹林帯です。

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完全に凍り付いていて、太陽の光が射しこむと白銀に輝きます。

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「ジー」と電子音が聴こえてくると、人工の施設が出現。4~5mはある鉄塔の上には浅間山を監視するカメラが設置されています。

高速道路を走っている最中に何度も見て、雲が取れないな~とヤキモキしていました。

LINK 浅間山監視カメラ

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雪がついているのは北側の斜面だけで、日当たりの良い南側は黒々としています。

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霧氷化した樹林を下から見上げるとファンタジーな作り物みたいです。

標高2400m黒斑山の山頂で鶏すき焼き

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黒斑山着(13:41)

12時1分に登山口をスタートして、1時間40分で黒斑山の山頂に到着しました。コースタイムを20分巻いていますが、特にペースが速かったというわけではありません。

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黒斑山の山頂は浅間山の方角にだけ展望があります。なので、この写真の見える範囲が展望となります。

黒斑山と浅間山の間にある一帯は湯ノ平ですが、雪が一部にしかありません…。

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黒斑山の山頂はそんなに広くありませんが、昼ごはんの準備を開始します。本日のメニューは鶏すき焼きです。時間も時間であったため、自分達が山頂に着いた時には50代夫婦がいたくらいで、その後には誰も来ませんでした。

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大量の食材たちとサイドメニューのサラダ。黒斑山(くろふやま)の斑(ふ)と言うことで、麩(ふ)を持ってきたら、たつ兄と被ってしまったのが注目すべきところだろう。

樹林帯で風がないとは言え、日陰なので手袋を外すと20秒で感覚のマヒが始まります。

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日陰があまりにも寒いため、日の当たる場所に移動。ちなみに崖っぷちなので、結構なエクストリーム具合です。

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完成した鶏すき焼き。

自分が持ってきた色のついた「手まり麩」のせいで、見た目がカラフルになってしまった…。そして、肉がちょっと少ない。

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真冬の標高2400mで食べるすき焼きはとても美味しい。卵も絡めて頂いてます。軽井沢の有名フレンチ料理店でも味わえないです(当然)

浅間山は噴煙を吐き続け、生きた姿の山を見ることができます。

体の内部は暖まりつつ、中コースで下山

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黒斑山発(15:01)

すき焼きを食べ終えて、徐々に西日へと変わってきたので撤退します。

真冬の山頂に1時間20分滞在していたことになります。これをスタンダードだと思わないことが賢明です。普通、記念撮影して10分~15分で立ち去るものです。

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黒斑山のコースタイムだったら、軽井沢観光や温泉旅行のついでに来てもいいと思えます。登山口を朝8時に出発しても午前中には終わりますし。

決して、午後からは登らないほうが良い。

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太陽が出ていると午前中に溶けてしまう霧氷が、午後になっても見れていたのは幸運でした。

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下山は中コースを利用します。

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中コースは傾斜を緩やかに下ることができます。

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「寝坊して申し訳ありませんでした。」

雪上土下座をしての謝罪。

集合時間が遅れていなかったら、ガス兄の魔の手によるガスガスの山頂で、軽井沢のアウトレットをあてもなくフラフラしていたに違いないので許す。

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車坂峠(16:00)

黒斑山の山頂から多少遊びながらも1時間で下山完了です。当然ですが、駐車場にはたつ兄の二輪駆動SUV以外にはありませんでした。

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高峰高原ホテルで登山バッチを購入する上様。

温泉は行きたい場所があると要望があったので、このホテルは利用しませんでした。

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コーラで乾燥した喉を潤いました。夕日がまぶしい。

ほしのや「トンボの湯」でリゾート温泉体験

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高峰高原から麓に降りて、軽井沢を目指しました。麓から見る浅間山は黒々としていて、とても冬の姿とは思えませんでした…。年々、雪が減っているなぁ。

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軽井沢の星野リゾートにやってきました。

自分達のような登山者はリゾートの景観を損なうとして警備員に追い返されるのではないかとひやひやしました。

「トンボの湯」は日帰り入浴営業しています。

LINK 星野温泉トンボの湯

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空間デザインが洗練されていて、内湯も露天風呂も広く、シャンプーなどのアメニティも良いものを使っており、さすが星野リゾートです。

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料金1300円とお高いですけど、小金持ちの気持ちにさせてくれました(小並感)

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温泉施設内のカフェでサングリアドリンクを飲む。温泉後にこんな洒落たものを飲んだ前例がありません。

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軽井沢で食事をするにしても、すき焼きを食べてから時間が経っていません。軽井沢から下道で真っ暗闇の碓氷峠を越えて、高崎の老舗「シャンゴ」で、安くボリュームのあるイタリアンを食べました。

関越道では渋滞に巻き込まれることなく、東京へと帰ることができました。

黒斑山の登山を終えて

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黒斑山は雪山デビューまたは雪山初心者が安心して楽しめる山です。

コースタイムは短め、標高差が少ない、登山者が多い、登山道は明瞭、軽アイゼンでOKなど。雪山は絶対安全とは言えない風潮がありますが、限りなく安心して登れる山だと思います。

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タイミングでいえば、浅間山が白く雪化粧する降雪直後の晴れの日が狙い目です。

冬の浅間山の天候は、日本海側の山と比較的すると良いと言った具合で、天候が読みにくい場所です。天候サイトを凝視したり、ライブカメラの映像を見て、晴れ間を狙いましょう。

白プリンとなった浅間山を見に行ってみて下さい。

個人的には唐松の黄葉を見に秋口にまた再訪したいと思っています。

浅間山の記事

長野県にある浅間山(あさまやま)に行ってきました。標高は2568mです。 現在でも活動している活火山です。軽井沢に訪れた時や上信越自動車道で通り過ぎるときに見える浅間山は、いつか登りたいと思っていた山の一つでした。 関東北部にドンとそびえているので、奥多摩や秩父の山頂に立ったとき否が応でも目立ちます。

2011年12月大量の降雪直後に登りました。雪山デビューで行動時間10時間、軽アイゼンと穴あき手袋で、滑落と凍傷になっても不思議じゃない装備で登っています…。

湯の平ではコースを見失い遭難リスクもあり壮絶な登山でした。

黒斑山の地図

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『【長野】黒斑山 雪山登山 ~ 冬の定番トレッキングスポット、雪化粧の浅間山を眺める旅』へのコメント

  1. 名前:やま子 投稿日:2017/11/17(金) 21:22:42 ID:b82877f27 返信

    鶏すき美味しそうですね。
    ちゃんと椎茸に切り目がある(^з^)-☆
    先日、宮島の弥山に登って来ました。
    Veryblueさんも来年こそ、広島へ来てください。
    焼きたてのもみじ饅頭や、焼き牡蠣、お好み焼き、
    美味しいものがいっぱいありますよ(食べ物で釣る)

    • 名前:veryblue 投稿日:2017/11/18(土) 10:54:41 ID:62780208c 返信

      >やま子さん
      宮島の弥山いいですねえ。
      あそこは宿も安そうなのがいくつかあってリストアップしています。
      本当は秋にこそ行きたかったのですが…。

      広島を満喫してやろうと思います。