【北海道】大雪山(黒岳) 登山 ~ 日本一早い紅葉、紅葉前線のスタートラインに立つ秋の旅

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2015年9月18日

北海道の大雪山(だいせつざん)に行ってきました。

9月中旬からはじまる大雪山の紅葉は「日本で一番早い紅葉」として、全国ニュースとして取り上げらえる程の風物詩です。

登山口のある層雲峡をスタートし、裏大雪と呼ばれるエリア、黒岳・北海岳・赤岳を登り、銀泉台へと日帰り縦走しました。

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北海道の大雪山系で紅葉がはじまりました。大雪山の紅葉は日本で一番早いと言われ...

毎年9月になるとアナウンサーが、日本の秋のはじまりとして報じます。

「山の名」⁺「紅葉」⁺「日本一」というキーワード連結は、登山者として、琴線に触れるのは仕方のないことです。

そして、北海道の紅葉はどのようなものなのか…。

日本一早いと言う紅葉を追い求め、遥々北の台地へ渡った旅のスタートです。

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大雪山について

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大雪山の紅葉見頃:9月中旬~下旬
大雪山はメイン登山口が旭岳と黒岳の2つがあります。どちらも紅葉しますが、名所としては黒岳側の方が良いかと思います。紅葉する樹が多い。

大雪山(黒岳)地図

大雪山地図

昇仙峡ロープウェイを利用し、黒岳から銀泉台に縦走するルートです。黒岳直下と銀泉台の両方で紅葉の名所となっている欲張りコースです。

銀泉台からはバス2本乗り継ぎ、層雲峡に戻ります

コースタイム

大雪山黒岳7合目登山口(6:55)→黒岳(8:22)→黒岳石室(9:10)→北海岳(10:39)→白雲岳分岐(11:51)→赤岳(12:16)→駒草平(13:12)→赤岳登山口~銀泉台(14:15)
合計時間:7時間20分
写真を撮りながらゆっくりと歩いています。
銀泉台のバス最終便が16:30なので、交通機関によるゆとりはあります。ロープウェイ、リフト、バス2本で合計2450円かかりました。ロープウェイ+リフト往復より安い。

大雪山(黒岳~北海岳~赤岳~銀泉台)登山

層雲峡ロープウェイを利用して、黒岳の登山口へ

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前日に阿寒に宿泊した我々は、4時前に出発して、大雪山の登山口がある層雲峡(そううんきょう)を目指しました。

【北海道】阿寒富士 登山 ~ 山から祝福のプレゼント、ブロッケン現象と豪快な雲上の旅
2015年9月17日 北海道の阿寒富士(あかんふじ)に行ってきました。標高は1476mです。 雌阿寒岳に隣接している山で、綺麗な円錐状の形であるため、そのまま「阿寒富士」と名付けら...

前日は阿寒富士(あかんふじ)に登っています。

成田空港→新千歳空港→阿寒富士登山→阿寒湖温泉泊をしています。

北見市の郊外をかすりながら、網走と旭川結ぶ国道39号線を走りました。層雲峡近くに宿を取りたかったのですが、紅葉時期の連休で埋まっていました。

阿寒から大雪山は普通に遠い、同じ道内だから近いという感覚を捨てなければいけません。距離的には都内から赤城山を目指すくらいです。

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寝不足と戦いながらゆうちゃんの運転で、層雲峡ロープウェイの始発時間6:00に何とか間に合いました。

ロープウェイ片道:1100円

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早朝過ぎて、登山客と観光客はガラガラでした。

夏の旭岳ロープウェイは始発から行列が出ていたのに。

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カムイミンタラへようこそ!」という看板が出迎えてくれます。

カムイミンタラはアイヌ語で「神々の遊ぶ庭」という意味です。

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ロープウェイを降り、200m先にあるリフトを乗り継ぎます。

本日の気温は6~10℃、風速6~10mで、ジッとしている分には寒いが、歩いていればちょうど良いというハイキングに適した気候です。

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しかし、天気は曇りだった。

道内ニュースの天気予報ではオホーツク海上の高気圧があり、晴れるとは言っていたのですが…。内地の人間にとって、オホーツク海の大気の動向なんて気にしたことない。

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というわけで、曇り空ではありますが、黒岳の山頂がしっかりと見えていました。特徴的なピラミッド型をしています。

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ロープウェイから降りたら周遊路が整備されています。クイズの看板が設置されており、子供が楽しめるようになっています。

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さて、こちらの動物はなんでしょう?

ヒントは「私のお友達は奈良の公園にもいるよ!!」ということです。シルエットからするとシマウマですね。

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白雲岳一帯ではナキウサギが見られるようです。ウサギというよりネズミみたいなビジュアルですが見てみたい。

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リフトに乗り、さらに標高を上げていきます。

黒岳ロープウェイは通年運航し、ゲレンデもあるので設備が充実しています。全ての山がこうだと嬉しいわけです。

リフト片道:400円

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大雪山の旭岳は噴煙をあげながら迫力ある山ですが、黒岳も負けず劣らずピラミダルな山容をしています。

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そして、黒岳の斜面がびっしり紅葉しているのがわかります。

正直、前日の過酷な移動と登山でMAXパワーの3分の1ですが、登山したい気持ちが湧いてきました。

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北海道の秋の寒さに震えながらリフト最終地点に到着。

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大雪山の遥か西側に青空があり、オホーツク海上に高気圧があるのが解かる。もっと、こっちに来てくれないかね。

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7合目から黒岳の山頂を目指します。

黒岳の山頂へは約1.8キロ、標高差465mです。地図上では等高線が詰まっているので急斜面の登りが予想されます。

黒岳山頂へ向けて登山開始、日本一早い紅葉を味わう

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大雪山黒岳7合目登山口(6:58)

太陽が雲に隠され非常に寒いですが、気合を入れてスタートします。

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旭岳側の登山口は、入り口からドカンと展望が広がりますが、黒岳の登山口は誠に遺憾ですが、地味な登りです。

しかし、石段が整備されているので歩きやすです。旭岳側は非常に歩きにくい砂礫の登山道。

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北海道は森林限界が低いため、序盤で展望が広がります。

いかんせん山の名前がよくわからないのが北海道。とても噛みそうな名前ですが、ニセイカウシュッペ山等があるのかな?

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スタートから45分弱で、九合目に到着。

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山頂の黒岳まで1時間弱のコースタイムですが、標高差465m登るので、決して楽ではありませんので注意。

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そして、いよいよ紅葉がピークを迎えている場所までやって来ました。

山の斜面を黄色と赤色で染めていました。

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これは9月中旬です!

北海道の大雪山は9月中旬に紅葉するのです。登山をはじめて、北海道に2度も訪れていなかったら、北海道まで紅葉を見に来なかっただろうな…。

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山麓まで紅葉の絨毯が続いています。山頂付近には低木しかないので、目線の高さで紅葉が楽しめます。

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大雪山は標高2000m程ですが、本州の標高3000m級の山々と変わらない自然環境があります。7月中旬ごろに高山植物の最盛を迎え、9月中旬に紅葉の最盛を迎えます。

北海道の夏は実に短い。

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6月に芽吹いて、9月に散っていくのですから、美人薄命という言葉があるように北海道の自然の命はとても短いです。

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悠久でありながら短いサイクルの一瞬一瞬を捉えることができるというのは、登山の醍醐味の一つと思えます。

北海道の夏の風景

北海道と言えばラベンダーが咲く富良野や美瑛のような風景ですが、紅葉の季節も良いのです。

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足元を見ると夏に花を咲かせていたであろう高山植物の葉が真っ赤に染まっていました。

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紅葉の斜面を登り続けます。

高曇りの天気で萎え気味だったゆうちゃんも少し回復してきました。

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長い坂道を登り終えると低木の植物がなくなり、岩が転がっている場所に出ました。

広大な天空の世界が広がる裏大雪の大展望

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黒岳(8:22)

登山口より1時間弱で登り切りました。山頂は岩が所々に積まれていて、広々としています。

そして、山頂の奥には…

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大雪山連峰が雄大なスケールで広がっていました。

大雪山は一つ一つの山体が幅広なので、視認できる範囲がとても広大です。血管が張り巡らされたように紅葉している赤が際立っています。

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黒岳よりこれから歩く白雲岳方面。

尾根がすべて見えているので、「これからあそこまで歩くのか…」と弱気になってしまいます。

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少し遅い朝食で、これからの縦走に備えます。

道産ハスカップ&ホイップのパンです。ハスカップというのは道内で流通する正体不明の謎の果物です。

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雄大な山脈に続く一本の道。とても絵になる風景です。

以前として高曇りの天気ですが、少しだけ青空が見えてきました。旭岳側からの展望も良いのですが、黒岳側からだとより大雪山のスケールがわかります。

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まずは、大山脈のど真ん中にポツンと立っている小屋を目指します。

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どこまでも見渡せる登山道は北海道ならでかなと思います。夏は植物の緑と残雪の白できれいだと思いますが、秋の黄色と赤が混じった風景も素晴らしい。

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植物の切れ目は夏の間中は残雪が残っている場所です。

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小屋直前の分岐に到着。

縦走ルート上の唯一のトイレということで立ち寄ります。

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黒岳石室(9:10)

北海道では数少ない管理人常駐の山小屋です。かなり年季入った小屋です。雪渓ビールが気になるけど、日帰りなので飲めません。

整地されたテント場があり、のんびりこのテント場で過ごしてみたいと思いました。

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立派な公衆トイレがあります。

黒岳石室は北海道の山中にある小屋では、たぶん一番充実していると思います。羊蹄山と白雲岳避難小屋には管理人が在住しているのを確認。幌尻岳の小屋にもいる?後は大体無人小屋。

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タンクがあり水を補給できるようになっています。エキノコックスの懸念により、煮沸は必要です。

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美女歓迎らしいです。

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そして、小姐歓迎らしいです。

STRONGさんに「これ持って、撮るから」と言ったら、すごい嫌そうな目をされました。

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ナナカマドの実がなっていました。この実は不思議な成分により、冬になって雪が降っても腐りません。鳥たちの御馳走でもあります。

安全」という花言葉があり、北海道の街路樹にはこのナナカマドがよく見られます。

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黒岳石室から二手に道が分岐しています。今回は縦走ルートを歩くため、北海岳に進路を取りました。

北海道第二の高峰である北鎮岳(ほくちんだけ)ルートは「雲ノ平(北アルプスと同名)」と呼ばれる高山植物が咲くエリアがあるらしく、こちらは夏に行ってみたいです。

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山頂エリア一体も紅葉が進んでいて、真っ赤なナナカマドや草紅葉が楽しめます。

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黒岳から北海岳に向かう道中は散策コースと言っていいほどに歩きやすく快適な場所です。

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チングルマは穂先を揺らしながら赤く紅葉しています。

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黄金の草紅葉。

秋の風に細く伸びた葉がゆらゆらと揺れていて穏やかな場所です。荒涼とした火山の風景とは対照的です。

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しばらく歩いていると水の音が近づいてきます。赤石川(あかいしがわ)です。

山頂付近に幅が広く、流れが緩やかな川が流れているのは、さすが大雪山ということか。地図を見るとお鉢平に集まった水が流れ出しているようです。

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大雨翌日の渡渉は注意が必要そうです。

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川の水に触れてみると手が取れるんじゃないかと思うくらいに冷たい。

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堤防があるようにしか見えないが、標高1800m以上の山の中です。

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今度は沢で北海岳から流れ出る北海沢(ほっかいさわ)です。秋なのに流れ出る水量が豊富です。

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それもそのはず、雪がまだまだ溶け残っています。溶け切れないまま冬を迎えそうなので、万年雪なのでしょうか。

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徐々に傾斜が出てきましたが、黒岳の登りほどではありません。黒岳から銀泉台を目指す人はあまりいないようで、自分達以外に2~3組ほどでした。

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歩いてきたルートを振り返ります。

正面のこんもりとした山ではなく、右奥の山が黒岳です。

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北海岳の登りは砂利で傾斜もさほどなのですが、距離がとても長い。

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お鉢平の展望が良くなってきました。

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風を遮るものがないので、直風を受けると寒くなってきました…。

北海岳よりお鉢平の展望と白雲岳のだだっ広い稜線

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北海岳(10:39)

本日2つ目のピークである北海岳に到着しました。標高は2149mあります。黒岳が1984mなので、165mほど高いです。

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北海岳の山頂は登山道を区切る仕切りがなく、裏大雪の象徴たるお鉢平を一望できます。直径2キロある大噴火口で、広角レンズを使用しても写真に収まりません。

黒岳を日帰り登山する人は、お鉢平を周回するコースを歩く人も多いようです。

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お鉢の中は有毒ガスが発生しているので立ち入りは禁止されています。しかし、目に見えて効能が良さそうな硫黄泉が出ています。

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北海岳からこれから向かう白雲岳方面は真っすぐな荒野に一本の道が繋がっています。

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白雲岳より右手奥には大雪山の奥座敷であるトムラウシ山が見えていました。翌年(2016年)に縦走するのはまた別の機会に。

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北海岳~白雲岳を結ぶルートは稜線と呼んでいいんだろうか…。平坦な大地に人が歩いて積み重なった筋だけが伸びています。

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周囲一帯はフラワーロードと呼ばれ、高山植物が多く咲く場所らしく、その名残がたくさんありました。

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白雲岳の分岐まで出る最後の登りが結構大変でした。何だかんだかなりの距離を歩いてきているので…。

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槍ヶ岳みたいな形をしている山があった。

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白雲岳分岐(11:51)

縦走ルートの一つの区切りである白雲岳分岐にやって来ました。

最後の登りで体力が削られ、往復1時間10分要する白雲岳は見送ることに。ということで、赤岳方面へと進みます。

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赤岳の途中には小泉岳という山が一つあるのですが、標高差を全く感じないまっ平な山でした。

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晴れていれば全く問題ないですが、濃霧が発生したら間違いなく迷う自信があります。

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小泉岳から赤岳へ。

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赤岳へはひたすら何もない岩稜帯を歩きます。

本当に何もない。

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赤岳(12:16)

本日3つ目のピークである赤岳(あかだけ)に到着。八ヶ岳の最高峰と同名でおなじみ。

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銀泉台から登ってくる人が多く、縦走ルート上にはなかった賑わいがありました。ゆうちゃんは早朝から運転していたので疲れて眠ってしまいました。

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赤岳からは裏大雪エリアの北鎮岳~黒岳~白雲岳が見渡せます。奥には最高峰の旭岳が見えています。

これで、カムイミンタラの風景とはしばしのお別れです。

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赤岳より下山を開始。

銀泉台まで2時間10分のコースタイムです。

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巨大なあざみが咲いていました。

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下山路にちょこちょこ動き回るおこじょを発見しました。

登山に散らばる岩の隙間を高速で移動しながら様子をうかがってきます。

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登山者の動向をチラチラ見ていました。お腹の部分が白く、しっぽの先端が黒いのが可愛い。

銀泉台は大雪山で一番の紅葉スポット

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急斜面を降りるポイントがいくつかあり、紅葉が綺麗な場所がありました。

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奥ノ平」と呼ばれるエリアで、山肌全面が紅葉していました。そして、どこから現れたのかガスが発生してきてしまいました。

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それにしても最初から最後まで変化のある登山道だと思います。

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森林限界の低い東北と同じで、低木の紅葉が中心でした。ここは夏に歩いても楽しそう。

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雪解け水がたまって出来た池がありました。

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駒草平(13:12)

名前の通りにコマクサの群生地になっているようです。花期は7月なので、当然生えていません。

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下山は続きます。

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展望が開けた場所から、樹林帯に入っていきます。ここは地図上だと「第二花園」となっている場所です。

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そして、こちらは「第一花園」です。

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ハイ松がないため全ての木々が紅葉しています。

こちらの紅葉は「はぁ…」とため息がこぼれるくらいに圧倒的な規模でした。欲を言えば晴天下で見たかったですが、これは北海道まで来て良かったなと…。

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「第一花園」は銀泉台の駐車場から1時間という場所なので、登山装備じゃないツアー団体の人がたくさん登っていました。

観光客用に整備されていない普通に登山道ですが。

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黒岳の斜面以上に銀泉台の紅葉は素晴らしかったです。

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赤岳登山口~銀泉台(14:15)

第一花園からは樹林帯を歩き、大雪山の縦走が完了です。黒岳の登山口をスタートして7時間20分、ガッツリと歩きました。

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「あなたは、今、ヒグマの生息する地域に、一歩を踏み入れました」

恐怖心を煽りまくってくる看板です…。今回歩いた縦走ルートはヒグマの危険性は低いルートです。

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銀泉台は簡易的なロッジが建っていて、銀泉台駐車場行きのシャトルバス乗車券を購入します。紅葉の時期に限り銀泉台はマイカー規制がかかります。

片道料金:大人500円(小人250円)

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土日は30分置きに発車しているので待ち時間はそれほどありません。35分程の乗車。

早朝から行動しているので、動き出してから即落ちでした。

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銀泉台駐車場(レイクサイト)のバス停に到着し、層雲峡行きのバスに乗り継ぎます。ダイヤはありますが、ある程度人が集まったから出発みたいなノリだった。

片道料金:大人450円

紅葉シーズン期間中以外は、層雲峡から銀泉台に1日2便バスが出ているようです。

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15時30分に層雲峡に戻ってきました。5時30分に到着したので、10時間ぶりです。

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層雲峡は温泉地で有名で、たくさんのホテルや旅館が点在しています。旭川からバスが出ているので、旭岳から黒岳へ縦走する人もいるようです。

層雲峡:http://www.sounkyo.net/

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下山後の温泉は「黒岳の湯」に立ち寄りました。

大浴場、露天風呂があり綺麗な施設で、お値段600円でした。周辺で宿を予約していない場合、この温泉に入ることになると思います。

オホーツク地方の最大の繁華街、北見市ディープナイト

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大雪山の登山を終えて、宿のある北見市にやってきました。

地方都市中の地方都市といっても過言ではない北見市は、北海道オホーツク地方で最大の都市です。オホーツク地方はそもそも人口が多くないのでは?という意見は無視します。

土地勘のない地方都市の夜を歩くというのは良いものです。

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「北海道に来たからにはジンギスカンが食べたいよね」ということでやって来ました。

まるちよジンギスカン (北見/ジンギスカン)★★★☆☆3.06 ■■北見駅徒歩5分■変わらない道東の味。本当においしいオホーツクのジンギスカンを召し上がれ! ■予算(夜):¥3,000~¥3,999

まるちよジンギスカン」というお店です。

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帽子型のジンギスカン鍋が登場。

生ラム(野菜付き)を注文しました。カウンター席だったので、店の御主人に調理してもらいました。中央にタレに漬けられた羊肉を盛り、周囲を野菜で囲みます。

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大雪山登山で減ったカロリーが回復されます。

【北海道】札幌と旭川のブラリ食い倒れの旅~羊蹄山登山前夜祭ジンギスカン~
2015年6月13-15日の2泊3日で羊蹄山の登山に行ってきました。 当初は1日目2日目を登山にあてるつもりでしたが、現地北海道に着くと雨。急遽、1日目を観光に費やしました。 主に...

旭川で食べたジンギスカンは焼肉でしたが、タレ漬けの方が北海道のジンギスカンっぽいです。タレは果物や野菜で味を取ったもので美味。

シャキシャキした野菜にタレの味が絡まって美味しい、そして脂がのったラムのがつんと来る旨みが最高でした。

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昔は冬にオホーツク海にやってくる流氷は、今とは比較にならないくらい量で、氷同士がこすれる音で寝むれなかった」という話は、この土地で育った人でしか知らない貴重な話。

店内で食べている間中ずっとご主人とトークしていて、ゆうちゃんとSTRONGさんを呆れさせていたようです。

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締めは周囲の窪みにたまったタレでうどんを頂きます。いやー本当に美味しかった。道民にとってジンギスカンは特別な食べ物で、家庭によって手法・レシピが異なるらしいです。

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ジンギスカン屋の主人に道民は寿司を「トリトン」で食べるんだよと言われてやってきました。道内の回転寿司チェーン店です。北見市にトリトン発祥の食品会社があります。本店らしい店です?

現在は都内に進出する程に人気です。

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さすが北海道ということで、ネタが新鮮でビックリするほどに大きいです。ジンギスカンを食べたので、3~4種類ほどしか食べられませんでしたが大満足。

北海道の食素材のクオリティが羨ましい。

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最後は蟹の実が詰まった、カニ汁で締めました。

大雪山の紅葉を楽しみ、道民がこよなく愛するジンギスカンと回転ずしを食べ、道民以上に北海道を満喫した一日でした。

早朝から巡りに巡って、疲れがどっと出て、布団に入ったらすぐに眠りにつきました。

大雪山の登山を終えて

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このレンズでこれ一本あればどんな写真でも撮れる、この包丁が一本あれば大体の料理ができる。それ一つあれば万能に叶えてくれるものがあります。

大雪山はそれに当てはまる山だと思います。

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大雪山のたくさん張り巡らせたコースを時期ごとに組み合わせて登れば、バリエーションは無数に広がります。旭岳と黒岳のそれぞれのルートを歩きましたが、また同じ時期に同じルートを歩きたいし、沼ノ平や高原沼などの湿原エリアも歩きたい…。

内地の人間からすると大雪山を網羅することは不可能ですが、遥々遠征してきたという補正なしに、大雪山は何度訪れても良い山だと思います。

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「日本一早い紅葉」

北アルプスの涸沢山全体が紅葉する栗駒山蝋燭のように燃える石鎚山など多くの紅葉を見てきました。

大雪山の紅葉は早いというだけでなく、見ごたえもそれらと遜色なく素晴らしいものでした。

夏の大雪山(旭岳)の記事

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【北海道】大雪山(旭岳) 登山 ~ 壮大なスケールの大山脈、裾合平のチングルマ大群生の旅
大雪山の日帰り登山記事です。旭岳ロープウェイを利用して、最高峰である旭岳を周回するコースです。裾合平のチングルマ大群生は圧巻で、東京ドーム数個分の規模でした。北海道固有の高山植物と雄大な展望は、本州では体感できないものでした。

今回とは反対側の登山口から登った旭岳の記事です。チングルマの大群生は、言葉を失うような一生モノの感動を与えてくれました。併せてご覧下さい。

大雪山の地図はこちら